工房すなかの米作り【近況報告】

2023年08月23日
 今日はお餅のメイン素材【もち米】について、近況を報告します。

“工房すなか”がある飛騨市河合町は「the日本のいなか」のような所で、ご多分に漏れず高齢化や人口減少、農業離れなどの理由で休耕田が多くなってきています。離村したり亡くなられる前のご近所さんから「田んぼや畑をまたじ(今後も世話)してくれ」と頼まれ、ここ10年ほどで田んぼ面積が2倍ほどに増えてしまいました。
我が家でも一部機械化を進めながらなんとか栽培していますが、自家消費用と工房すなかのお餅に使う米だけは安心できるお米を食べたい、食べていただきたい、自然環境を人間本位でという思いがあり農薬を使用せず、雑草の管理も人力目視で行い、刈り取り後は稲架干しをして天日乾燥させています。ハサ干しにより、乾燥しながら葉でつくられた養分を最後まで米粒に届けられ更に美味しいお米になると言われています。
お餅に使うもち米の品種は、今では幻となってしまった「ヒダモチ」です。昔はみんなが栽培してみたそうですが、病気が多く発生し主流が「タカヤマモチ」に入れ替わりました。
さて我が家の田んぼに先日イノシシが遊びに来ました。田んぼの中を歩きまわり稲を踏んづけ、ようやく少し実が入りかけた穂先を食べ散らかす。高さ1.5mの防獣ネットを張っていましたが張り方が甘かったようで入られてしまいました(大涙)
まずはネットを張り直し、田んぼの土の中まで踏んづけられた稲株を起こして3把くらいを紐で結わえるなど作業は状況ごとに処置し、刈り取りまでの登熟を少しでも促します。汚い言葉ですが「根畜生!!イノシシめ!捕まえて食べてやりたい」と思いました。

田んぼ
イノシシに食べられた稲穂


来月お餅を販売します。
日 時 2023.9/2(土),3(日)
【飛騨市薬草フェスティバル】 
会 場 飛騨市古川町  出店会場 飛騨市文化古流センター1階 
工房すなかは9/2のみ出店、河合町の自然をたくさん搗き込んだお餅を4種類詰め合わせて販売(予定)
イノシシも好む?美味しいもち米を使用。

 この2日間は飛騨市内で薬草に関する講演やイベント、ワークショップがあり、関連する商品の販売や飲食ができます。
 色々な出会いや繋がり、発見があることを楽しみにしています!


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Posted by kamechan  at 07:44 │Comments(0)報告
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